日曜研究室 〜技術的な日常〜

技術的な観点から日常を綴ります

   11 月 23

Celeron E3200はAtom330の代わりになるか

自作界においてのAtom系プラットホームの魅力といえば、低価格・低発熱・低消費電力・省スペースあたりになると思います。逆に弱点といえば性能・機能・拡張性あたりでしょうか。 最近、Skype映像通話専用マシンとしてD945GCLF2を使ったマシンを組み立て使ってました。完全にSkype専用として使うには十分な性能を発揮してくれていたのですが、いくら専用といってもブラウザの一つやExplorerの一つくらいは同時に開くもので、その場合のレスポンスにストレスを感じていました。またCPUに負荷がかかってるとAeroの描画もなんか引っかかりがあるというか遅い気がしていました。 そこでAtom系プラットホームと同程度の消費電力でより性能のいい構成ができないか考えてみました。 まずAMD系を調べてみたのですが、ソケットAM3用のCPU(45nm狙い)に対応したMini-ITXマザーが見つけられなかった(まだ市場に出てない?)のと、今回の構成を考えた1週間ほど前にAMD系でミドルクラスのPCを1台組んだばっかりだったのでAMDは除外することに。 次にCeleron E3200の消費電力が低いという噂を思い出して調べてみると・・・凄いっスねコレ(汗2.4GHzでFSBは800Mhz、2次キャッシュは1MBでVT対応。しかも価格は4,500円前後という。以前はハイエンド指向で最近は低価格・低消費電力も気になってはいたのですが、ちょうどAtomが出たタイミングと重なったこともあり、今までCeleronに注目してませんでした。ということでCPUはE3200で決定。 後からVIA系という選択肢もあったなと思い出しましたが、何年も前からVIA系は追ってないのでまぁいいやと。 E3200だとTDP 65Wという表記が気になるのとAtom330に+αするぐらいの性能があればいいので2.4GHzから1.6GHzにアンダークロック(以降UC)して使うことにしました。 次にマザーをどれにするか考えました。Windows 7でAeroを使うので、それなりにグラフィックの能力がある物を使いたいと考えていたので、あまり細かく考えずにNVIDIA系で安い物という基準でManliのM-N9300WF-Iをチョイス。Manliって何?www と思いましたがZOTACの例のマザーのOEM先という噂があったのでもし本当なら品質に大きな差はないはずという目論見で買ってみました。 実は元々D945GCLF2を入れていたケースはNoah800であり、マザーやCPUは物理的にちゃんと収まるのか(特にヒートシンク)とか電源容量は足りるか(Noah800は80W)と心配してましたが、結論から言うと、スペース的な問題はなく、電源容量も一応大丈夫でした。一応というのは、後の測定結果を見て貰うと分かるのですが、E3200をUCすればトータルの消費電力は80Wに余裕で収まってるのですが、いくつか不安定な点があり、その原因の一つに電源の貧弱さがあるのではないかと少々疑念を持ったためです。他の電源で試せば良いのですがめんどくさいのでやってません。 以前の構成と今回の構成は以下の通り。 CPU Celeron E3200(1.6GHz) Atom330(1.6GHz) Motherboard Manli M-N9300WF-I Intel D945GCLF2 Chipset MCP79(Geforce 9300) 945GC+ICH7 Graphics Geforce 9300 GMA 950 Memory PQI DDR2-800(533Mhz駆動) 1GB x 1 SSD OCZSSD2-2C30G OS Windows 7 Ultimate x64 以降の消費電力はSANWA SUPPLY ワットチェッカーPlus(TAP-TST7)で計測。グラフィックスメモリの割り当ては双方デフォルトのままです(多分双方128MB)。 1.OS起動 E3200 Atom330 秒数 72秒 69秒 消費電力ピーク [...]

Read the rest of this entry »

   9 月 25

Nanoって何Nano?

多和田新也のニューアイテム診断室 デュアルコアAtom搭載Mini-ITXマザー 「Intel D945GCLF2」 Atom230(D945GCLF)とAtom330(D945GCLF2)、Nano(Nano L2100+CN896+VT8251か?)の 3CPUのベンチマーク結果が色々載っててかなり充実してます。 VIAはPC1500で見切りをつけてから全く追ってなかったので、 Nanoというシリーズが出てることを知らなかったのですが、 ベンチ結果を見る限り、Nano L2100結構よさそうですね。 ・・・ て、危うく騙されるところでした。 他所でNano L2100について調べたら、TDPが25Wもあるらしい。 アホか。 何でAtomと比べてんだw TDPの定義は各社微妙に違うといった問題はありますが、 Atom230の6倍、Atom330の3倍もTDPが高いのに、 いい勝負してるってのはどうよ?って感じです。 やっぱダメだVIA。 以上を踏まえてもう一度ベンチを見直すと、 Nanoが可哀相な子に見えてきますw 妙にシングルスレッドのベンチ(3Dのベンチ含む)が多いなぁと 不思議に思ってたんですよ。 ベンチだからシングルの性能も載せるのは意味がありますが、 シングルスレッドじゃないとAtom330には太刀打ちできないですからね。 TDP3倍もあるのに。 だいたい、あのクラスのCPUはシングルスレッドでCPUぶん回す用途には あまり使われないと思うんですけど。 HDDテストの項目で面白いことが書いてあります。 HDDテストは全般に誤差が大きい傾向にあるが、 各テスト結果で大きな差が付いている部分は少ない。 一部でNano環境のアクセス速度がストンと落ちている部分があり、 目立つところではSandraの書き込みテストの性能が大きく劣っている。 ただ、PCMark05の書き込みテストでは悪くない性能を見せており、 ドライバ側のライトキャッシュの実装が不安定などの理由で、 性能が安定しない可能性はありそうだ。 Atom両環境の安定感は評価できるが、 極端に善し悪しが出ているとも言い切れない結果だ。 何か苦しいですねw Nanoでの性能の落ち込みは、不安定とか偶然とかソフトウェアの問題とか そういうものじゃなく、そもそも100%の性能で その程度だと認識しておいたほうがいいです。 VIAってのはそんなものです。PC1500で痛い目を見ましたからw 最後に消費電力の項目ですけど、 今まで散々CPUにフォーカスした書き方なのに、 消費電力はシステム全体での計測です。 まぁ、個人レベルではシステム全体でしか消費電力は計測できないし、 実運用時の全体の消費電力が分かるからいいんですけど、 Atomについては230から330で、4Wから8Wに倍増(または上昇)という 書き方で3回も書いてるのに対し、 NanoのTDPが25Wだなんて1回も書いてないですからね。 TDPが25Wもあるなら、同じTDP25WどうしCore 2 [...]

Read the rest of this entry »