技術

INAXトイレの水漏れの修理

最近うちのINAXの洋式トイレの水の止まりが悪く、ちょろちょろと流れ続ける状態になってました。
実は水道工事の仕事もやってたので自分で修理できないかなと思い、とりあえず水道を止めタンクの中を調査してみました。

INAXのトイレは大体、直径6センチくらいの黒いゴム玉でタンクの底に蓋をする構造になってるのですが、そのゴム玉の表面がボロボロになってて、手で触ると真っ黒になるくらいになっていました。
ゴム玉を交換すれば直りそうです。

とりあえず、材料や道具を買う必要なく家にあるものだけで修理できないか考えたのですが、めんどくさそうだったので純正部品を調達することにしました。

ゴム玉は、ホームセンターやINAXのショールーム、INAXのオンラインショップなどで購入できるようですが、INAXのゴム玉には大と小の2種類があり、間違ったものを取り付けると多分きちんと水が止まらないです。

トイレの型番からどっちのゴム玉が合うか調べることはできるのですが、トイレの型番が分からない場合もあると思います。
というか、うちのトイレがそうで、元々通常の型番表記がないトイレなのか、型番のシールが剥がれたのかは定かではありませんが、型番が分かりませんでした。

しかし、2種類しかないのでどちらが合うのか型番を調べなくても簡単に見分ける方法があり、INAXのサイトにその方法が載っていました。
次のページの「フロートゴム玉(大)(小)の確認方法」のところに書いてあります。
http://iinavi.inax.co.jp/products/toilet/balltap/gomu.html

他の共通部品とのサイズ比較によって見分ける方法ですが、かなり簡単なんではないでしょうか?

まだ、材料の調達と交換作業が終わってない – つまりまだ何もやってないので、そのうち交換風景の写真でも撮って公開したいなと思います。

追記

交換風景の写真をアップしようと思ってたのですが、あまりにも交換が簡単すぎて、撮るのを忘れてしまいました。
交換というよりは、挿げ替えるというほうがしっくりくるぐらい簡単で、この程度なら業者に頼むより自分で換えたほうが安くていいかと思います。取替えの説明書もついてるし。
ゴム球は大宮の東急ハンズに普通に売ってありました。1000円しませんでした。あの感じだと、ホームセンターならどこでも普通に売ってるような気がします。

さらに追記

実はゴム玉の劣化以外にもうひとつ水漏れの原因となる可能性が高いものがあります。
それはオーバーフロー管の劣化です。(以下のページにイラストがのってて大変分かりやすいです。)
INAX製トイレの水漏れに気をつけろ!経年劣化での破損故障多発:坂本英樹の繋いで稼ぐBtoBマーケティング:ITmedia オルタナティブ・ブログ

私もゴム玉の劣化による水漏れだけじゃなくオーバーフロー菅の劣化による水漏れも経験しました。

私は自分で修理したので修理代はトータルで500円掛からなかったかと思います。
買った材料は
・VP16の塩ビ管
・水道用の接着剤
・シールテープ(テフロン製の白いテープ。本来は水道管を繋ぐときネジ部分に巻くもの。)
だけでした。
この他に塩ビ管を切る道具(塩ビ管用のこぎりとか)が無ければそれも必要です。
どれも水道工事では一般的に使われるもの(基本中の基本の材料)なのでホームセンターにはたいてい売ってると思います。

修理方法としては、
0. 水道を止める。(トイレのすぐ近くにマイナスドライバーで回すタイプの水栓があるはずなのでそれを閉める。)
1. まずオーバーフロー管を完全に折ってしまう前に、後で元に戻せるようにマジックなどで折れてる部分に印を付ける。
2. オーバーフロー管を完全に折ってしまう。
3. 塩ビ管を10cmぐらいに切って、上で紹介したページのイラストの塩ビ管の形に加工する。(加工精度はそんな高くなくていいですが、あの形にしないとオーバーフロー菅の意味が無くなってしまいますので重要です。)
4. VP16だと太さがちょっと足りず、オーバーフロー管の中にいれた時にスカスカになるので、それを防ぐために塩ビ管にシールテープを巻く。
5. 後は塩ビ管に巻いたシールテープの上から水道用の接着剤を塗って、それを継手としてオーバーフロー管を元通りに接着する。
という感じでした。

私は水道工事をやってた経験がありトイレの仕組みもなんとなく知ってたので自分でやりましたけど、ちょっと難易度は高めかもしれません。
まぁそんなに圧が掛かる部分じゃないので、折れてる部分を密閉できさえすれば他の材料でもいいと思います。
ただし、接着剤を使うときはは水道用の接着剤を使わないとすぐダメになるかもしれませんのでそこだけは注意したほうがいいかも。

これを真似してさらに状況が悪くなるような事があっても私は知りませんので、不安な方はプロに修理を依頼するのをおすすめします。

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