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日記

問題: 積み木を10個積み上げるのにかかる時間は

一つ積み上げる毎にかかる時間を 1 とすると当然全体では 10 になります。

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NZXT H1 と ROG STRIX B550-I GAMING で組んでみた

NZXT H1 と ROG STRIX B550-I GAMING で組んでみましたので、レビューといいますか、組んだ過程で少し写真をとりましたので今回はその紹介です。

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マルチディスプレイ時のDisplayPort問題を何とかしてみた

ここで言う「マルチディスプレイ時のDisplayPort問題」(以下、DP問題)とは、「マルチディスプレイ時にPCをスリープさせることで自動的にモニターもスリープし、その際DP接続のモニターが物理的に取り外されたのと同じ扱いになり、 スリープ前にDP接続のモニターで表示していたウインドウ等がスリープ復帰時に他のモニターに移動してしまったり、エアロスナップの状態がスリープ前と微妙に変わったりしてしまう」ことを指します。

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REALFORCEソフトウェアがインストールできない(解決済)

REALFORCEソフトウェアのインストーラーが起動しないというか、起動しても何もエラーも出さず落ちてしまいインストールがはじまらないという問題が起きましたのでなんとかしてみました。

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GeForce RTX 2080 Founders Edition を買ってみた

価格で選んだというよりは国内で買えるオリファンモデルの見た目のデザインが個人的に無理だったのでFEにしてみた感じです。

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光る虎徹 MarkⅡ

去年末NZXTのH400iというMicroATXサイズのおしゃれなPCケースを買いました。
このケースにはHUE+と呼ばれるLEDのコントローラーが搭載されており、同社製のLEDストリップやAer RGBファンをCAMというソフトウェアでかなり細かく制御しつつ好きな色に光らせることができます。
去年末にこのケースにパーツを組み込んだ段階で、メモリとグラフィックカードそしてケース付属のLEDストリップx2が光る状態になっていたのですが、一番目立つCPUクーラーが光るものではなかった(Thermaltake NiC L31)ので、光るものに交換してみることにしました。
(メモリとグラフィックカードについてはCAM非対応なので別のソフトで制御してます)

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IPBKYMERWH と HV-KB390L
キーボードは普段 Realforce (テンキーレス, 変荷重)を使っています。 Realforce には全く不満はないのですが、目移りしたというか魔が差したというか、なんとなく新しいキーボード2種類を買ってみました。 Realforce といってもうちのは静音リングを追加したり、スライドを交換して Cherry MX 用のキーキャップを付けれるように改造してあります。 (このあたりの話は以前書きました) (色合いが酷いw ですが、キー押下のフィーリングは改造前とほとんど変わっていないと思います)

IPBKYMERWH と HV-KB390L

今回新しく買ったキーボードはこちら。 上(白いほう)が IPBKYMERWH で、下(黒いほう)が HV-KB390L です。 どちらもキーピッチは一般的な19mmです。

IPBKYMERWH

IPBKYMERWH の商品名は Bookey Mechanical というみたいです。 見ての通り LED が仕込まれている60%サイズのキーボードです。(HHKB等とほぼ同じサイズ) キースイッチに Cherry MX 赤軸を採用しており、また Bluetooth でも接続可能。 価格は Amazon マケプレで5,980円でした。

HV-KB390L

こちらは馴染みやすい商品名とかはついてないようですが、敢えて呼ぶとするなら、 LowProfile Mechanical Compact Gaming Keyboard という感じでしょうか。 こちらも見ての通り LED が仕込まれています。 サイズのジャンル的には普通のテンキーレスキーボードなんですが、余白(と言ったらいいんでしょうか?)がかなり切り詰められているため、通常のテンキーレスキーボードよりは場所を取りません。 キースイッチは Cherry ML(MXではない!) 青軸 にインスパイアされ Kailh というメーカーが作った軸です。 (ML との100%の互換性はないそうです) Bluetooth には非対応。 PC に専用のソフトをインストールすると LED の発光パターンや、キーの入れ替えなど細かく設定できるらしいですが、ここではその辺については触れません。 価格はメーカー(Havit 中国広州)からの直接購入で送料込み7,280円でした。 たまたま私が買いたかったタイミングで Amazon マケプレの在庫が切れていたのでメーカーから直接購入しましたが、タイムセールでメーカー直で買うより安くなる場合もあるようですし、 Amazon で買うほうが楽だし早いし安心かなと思います。 (ただ私の場合、メーカーに直接注文したのに日本国内の Amazon の倉庫から発送されましたw)

IPBKYMERWH を使ってみた感想

IPBKYMERWH のほうは、正直買って失敗したと思いました。 いや商品自体は悪くないと思います。 むしろ、赤軸で Bluetooth で超コンパクトで LED 付きのキーボードを求めている方には凄くおすすめできます。 ただ、私的には、赤軸、超コンパクト の2点がダメでした。 今の Realforce を使う前は赤軸を特に不満なく使っていたので問題ないだろうと購入前は思っていたのですが、 Realforce に慣れた今となってはちょっと無理でした。 具体的には、ストロークやアクチュエーションポイントが深いせいで高速入力が難しい点がダメでした。 あと押下のフィーリングが何となくチープな感じがする点も気になりました。 以前使っていた別の赤軸キーボードを引っ張り出して確認してみたところ同じだったので、 IPBKYMERWH に特に問題があるわけではないです。 赤軸好きな方には特に問題のない点だと思います。 超コンパクト という点では、やはり一部のキーの入力で Fn キーとの同時押しが必要なのが面倒で個人的にダメでした。 慣れればなんとかなるのかもしれないですけど、キー押下のフィーリングがよほど気に入ったとかでない限り慣れるまでのモチベーションが続かなさそうです。

HV-KB390L を使ってみた感想

HV-KB390L のほうは驚きました。 めちゃくちゃ良いです。 IPBKYMERWH での反省を元に、ストロークやアクチュエーションポイントが浅いもの、という点を重視して選んだので、気に入って当たり前といえば当たり前なのですが、予想以上に良かったです。 青軸らしく カチカチ といったスイッチ音が鳴るのですが、 MX 青軸と違って音が小さく、音の高さも違う気がします。 敢えて擬音で表現するなら プチプチ といった感じでしょうか。 とにかく耳障りな音ではないです。 青軸の音はちょっと…と思っている私でも全然大丈夫でした。 キー押下のフィーリングは正直 Realforce のほうが私の中では遥かに上なのですが、 HV-KB390L は Realforce の約3分の1の価格ですのでそれを考えると驚異的です。 今まで触った1万円以下のキーボードの中ではダントツで良い気がします。 これで変荷重なモデルがあったら1.5万でも買っちゃうかも。 強いて HV-KB390L の気に入らない点を挙げるとすれば、妙なマークがプリントされている点とスリープ復帰が出来ない点でしょうか。 妙なマークというのは矢印キー上の「モンスターが爪でガッと削った」ような感じのイラスト?ロゴ?の部分のことなんですが、もうちょっと製品のクールでソリッドなイメージ(私が勝手に思ってるだけですが)に合ったマークにして欲しかったです。 マーク無しでもいいです。 まぁこの部分はシールとか貼れば隠せますのであまり問題ないと思います。 キーを一番下まで押下してもキーキャップ部分は1mmくらい底から浮いた状態になりますので、シールが一部キーの下に潜り込んでも干渉はしなさそうですし。 スリープ復帰できない問題についてはうちの環境だけの問題なのかもしれませんが、色々設定を確認・変更してもキーボードによるスリープ復帰ができませんでした。 推測ですが、どうも PC がスリープ状態になるとキーボードの電源が完全に落ちてしまってスリープ中のキー入力を検知出来ない状態になってしまっている気がします。 あとこれは IPBKYMERWH と HV-KB390L 両方の問題(というか LED を仕込んであるキーボードの宿命っぽい)ですが、 LED の分消費電力が増えるせいか、バスパワーのハブ経由で使用すると電力が足りず切断と接続を繰り返すような不安定な状態になりがちです。 特に LED を最大まで光らせていると顕著です。 USB ポートが少ないノート PC などで使用する場合は注意が必要かもしれません。 ただどちらの製品も LED の明るさ調節ができますので、回避は可能でしょう。

HV-KB390L のキーの高さ

こんな感じです。 キーピッチが一般的な19mmなので、それを意識しながら見ていただくと分かりやすいかもしれません。 他の方式ですともっと薄いキーボードが普通にありますが、メカニカルでこの高さは結構貴重です。

ということで

IPBKYMERWH と HV-KB390L の2つのキーボードを購入し、ひとつは気に入りもうひとつは気に入らなかったのですが、どちらからも「自分がキーボードに何を求めているか」ということを知ることができました。 使ったことのないタイプのキーボード等を敢えて使ってみるのも色々気づきがあって面白いです。

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Ryzen を RMA してみた
「RMAする」って言い方は変なんですけども(「RMAを利用する」と言うべきか)、やってみたのでどのくらい時間&手間がかかったか軽くメモしておきます。

まえがき

以前書いたこちらの記事で、Windows が BSoD する話や WSL(Bash on Ubuntu on Windows) でのカーネルビルドで例の segv 問題が再現する(ように見えた)ことを書きましたが、それからマザーボードの BIOS の更新で Windows を使う分には安定するようになりました。 WSL でも一旦は問題が起きなくなったと記憶してます。 そこで安定するようになった Ryzen マシンをどのような用途で使うか、ということを真面目に考えたわけです。 (それまでは用途については仕事用というフワッとした事以外決まってませんでした) 仕事柄 Chromium をビルドすることがたまにあって、Chromium のビルドはめっちゃ時間がかかるんですけども、そのために以前は Azure で多コアのマシン(10コアXeonとかだった気が)をわざわざ借りてやってたんで、この用途で Ryzen を使うと非常に良いのではないか、と思いつき Ubuntu 17.04 をインストールして環境構築をしました。 で、ついでなので WSL ではない本物の Linux 環境で segv のテストをしてみようということになってやってみたところ、再現してしまいました。 色々調べてみると、 suaefar/ryzen-test: Tools to reproduce randomly crashing processes under load on AMD Ryzen processors on Linux このスクリプトが問題の再現にかかる時間が短いということでやってみたんですが、だいたい1時間経たないうちにボコスコ再現しまして(早いときには数分で最初のエラーが出る感じ)、こりゃアカンということで RMA することにしました。

1日目

昼過ぎに http://support.amd.com/ja-jp/contact/email-form から「segv するので交換して欲しいんだけどどういう手続きが必要ですか?」という内容を送信。 普通に日本語で書きました。

3日目

「メモリ、マザボ、電源のモデル名、BIOSバージョン、CPUロード時の温度を教えてくれ。あと、PCケース内部の写真と、 CPU と SOC の電圧やメモリ設定のBIOSの写真を送ってくれ。」という返事が到着。 返事は日本語でした。 英語で書いたらもうちょっと返事が早かったのかもしれません。

4日目

夜に言われたとおりの情報を返信。 正直ちょっと面倒でしたw

6日目

夜に向こうからの返事が到着。 こっちから出した情報や写真には問題が無かったので追加のテストを行って欲しいという内容でした。 テスト内容は SOC 電圧をある値に上げ、CPU 電圧をある値を超えないようある刻み幅で上げながら再現テストする、という感じです。 で、指示された電圧が結構盛々だったので正直やりたくなかったんですけども(これがきっかけでCPU以外のパーツも壊れたらどうすんの?とちょっと思ったw)、思い切ってやってみたところ、全然解決しなかったので、当日のうちに「ダメでした」という返事をしました。 もし、電圧を上げたことによって解決してたらどうなったんでしょう… それで常用してくださいなんて言われたら辛いw (即再現したんで良かったですけども)

8日目

夕方、向こうからの返事が到着。 返品を受け付けるので送ってくれという内容でした。 RMA 番号や送り先の住所が同じメールに記載されていました。 あと、運送業者は FedEx を指定されました。 (じゃないと多分送料が着払いにならない) その日のうちに最寄りの FedEx の営業所に電話して、事情を説明したところ翌日集荷に来てくれることに。 (うちはたまたまそう遠くないところに FedEx の営業所があったんでよかったんですけど、そうじゃない人はどうなるんだろう…) FedEx の電話のお姉さん曰く、「集荷に行くまでに COMMERCIAL INVOICE を書いといて欲しい」ということだったので、そのとき教えてもらった コマーシャルインボイスの記入例 | FedEx(フェデックス) を見ながら書くことに。 空の書式は http://images.fedex.com/downloads/jp/shipdocuments/blankforms/jp_commercialinvoice.pdf から DL できます。 でこの COMMERCIAL INVOICE、これまで書いたことが無くて、具体的にどう書いたらいいのよ?というのが全く分からなくて泣きそうになったんですけどもw、色々調べながらとりあえず下記のように書きました。 (個人情報等はボカシてます。SHIPPER’S EXPORT REFERENCES のところには RMA 番号を一応書いときました。) 空いている部分は、記入の必要がないか集荷の人が書いてくれます。 これを3枚印刷しておく必要があるようです。 あと、それぞれに直筆のサインが必要です。(SIGNATURE OF SHIPPER/EXPORTER のところ) この書き方で正しいのかどうかは全く分からないんですけども、とりあえずこれで私の場合は発送できました。 あとはこの日、Ryzen を買った時の箱に付属品含め詰め直し、さらに一回り大きいダンボールの箱に緩衝材と一緒に詰め荷造りをしておきました。 ちなみに、後で送り返した CPU のシリアル番号を要求される場面があるので、CPU を箱に詰める前にヒートスプレッダの部分の文字がしっかり見えるよう写真を撮っておいたほうがよいです。

9日目

昼過ぎに FedEx の集荷の人が到着。 COMMERCIAL INVOICE とは別の、International Air Waybill ってやつ(要は FedEx の伝票)を書く必要がありました。(こんなやつ) これも英語で書く必要があったのですが、 COMMERCIAL INVOICE と内容が被っているためあまり悩まずに書けました。 記入漏れしてた部分は集荷の人が書いてくれました。 右側は、 4 Express Package Service は FedEx Intl. Priority を選択、 5 Packaging は自分で梱包したので Other を選択、 7a Payment Bill transportation charges to は Recipient を選択し、8日目のメールで AMD から教えてもらった AMD の FedEx アカウント番号を記入、 7b Payment Bill duties and taxes to も Recipient を選択し、こちらも AMD の FedEx アカウント番号を記入、 (これで多分着払いになる) という感じで書きました。 FedEx の人に荷物を渡し、すぐに AMD へメールを返信。 内容は単に「送ったよ」ということと FedEx のトラッキング番号(伝票に書いてある)を伝えただけです。

12日目

夕方 AMD から返信。 お問い合わせフォームとは別に RMA 申請用のフォームがあったらしく、そちらへの記入を求められました。 そのフォームには、名前・住所・製品名・シリアル番号等を入力する欄しかなく、つまりこれまでのやり取りを紐付ける情報(RMA番号等)を入力する欄がなかったので「大丈夫かな?」ちょっと心配になったんですけども、結果的には向こうに届いた CPU のシリアル番号で紐付けたみたいです。

13日目

夕方。 RMA 申請用のフォームから送った内容に対し、AMD から返事。 単に RMA を受け付けましたという内容でした。 この日までに、こちらから発送した CPU が向こうに届いたようです。

16日目

お昼ごろ AMD から替えの CPU を送ったよというメールが到着。 FedEx のトラッキング番号も記載されていました。

19日目

昼ごろ FedEx Intl. Priority で CPU が到着。 CPU の UA は 1713PGT から 1730SUS となりました。 早速テストしたところ、 segfault や invalid opcode は起きないみたいなので、今回の問題は交換によって解決したっぽいです。 ただし、並列ビルドの失敗自体はまれに起こりました。 多分これは他の CPU でも起こるレベルの問題(というか Makefile の依存関係の問題?)だと思いますので今のところあんまり気にしてないんですが、余裕があればちょっと調べてみたいと思っています。

あとがき

アクションを最初に起こしてから19日で交換完了しました。 19日という期間は海外とのやり取りということを考えると、遅くはないしむしろちょっと早いのではないかと思います。 が、 HDD 等の RMA と比べるとやることが多かったうえに、既にやった人の詳細な情報等が皆無に等しかったので気分的にはめっちゃ大変でした。 ただ、全部日本語でも問題なくやり取りできましたので、その点はポイント高いです。 FedEx の International Air Waybill はその場で手書きしたのですが、FedEx にアカウント登録しなんやかんやするとサイン以外は手書きが必要なかった?かもしれません。 (全然やったこともないしちゃんと調べてないので全然自信ないんですけども) それなりに面倒なうえに、それなりに時間がかかりますし、リスクもそれなりにあると思いますので、安易に RMA を申請するのは止めておいたほうがよいと思いますが、本当に必要なかたにこの情報が役立てばよいなと思っています。

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