Fedora 23でログイン時にibus-mozcの入力モードを自動的にひらがなにするなんて記事を書いたばかりですが、標準の「日本語 (かな漢字)」つまりibus-kkcを使うことにしました。
というのもあの記事を書いてからすぐに「どうぜxdotoolを使うなら、Alt + `のショートカットキーにxdotool key Zenkakuを割り当てればよいのでは?」と思い付き試してみたのですがなかなかうまく行かず、それとibus-mozcの将来性のなさから、「それならいっそ今から使うのやめるか」と思ったからです。
一応、「Alt + `のショートカットキーにxdotool key Zenkakuを割り当て英語キーボードでibus-mozcの入力モードを変更する方法」にどういう問題があったかのか、簡単に記録しておきます。
ショートカットキーAlt + `へのコマンドの割り当てには、GNOME 3の「設定」→「キーボード」→「ショートカット」タブ→「独自のショートカット」を使用しました。
動作確認のためコマンドは直接指定せず、コマンド実行と同時にログ出力を行うスクリプトを書いてそれをショートカットキーに割り当てました。
ログをtailしているとショートカットキーは完璧に動作してるようでしたが、xdotoolによる全角キーの入力が全くibus-mozcに反映されません。
全角キーなのが悪いのかな?と思い、ibus-mozcのほうで全角キーの代わりにCtrl + Shift + zを使用するよう設定し、スクリプトのほうもそれに合わせて書き換えてみましたが、やはりibus-mozcには反映されず。
これは前回、.desktopファイルでTerminal=trueにしとかないと動かなかった問題と原因は同じ気がします。
xdotoolについて調べていたらwindowオプションなるものがあることを知りました。
ウインドウIDを指定すると、そのウインドウに対してキー入力を送信出来るらしいです。
そこで、スクリプトでxdotoolを呼び出してる部分を以下のようにしてみました。
xdotool key --window `xdotool getactivewindow` Zenkaku
こうすることでGuakeやAtom(エディタ)ではAlt + `によるibus-mozcの入力モードの切り替えが動作するようになったものの、標準で入ってるソフト、例えばgeditやfirefoxがアクティブだとやはりibus-mozcの入力モードが切り替わりません。
もっと手探ればなんとかなりそうな気はするものの、原因がibus-mozcにあるのか、IBusにあるのか、GNOME 3にあるのか、xdotoolにあるのか分からない状態ではすごく時間がかかりそうなので諦めました。
Fedora 23の更新で動くようになっちゃったりするかもしれませんし。
今この記事はibus-kkcで書いているのですが、誤変換は多いものの、使っていくうちに良くなっていきそうな予感がしています。
それにデフォルトの入力モードがちゃんと「ひらがな」になってますし、それに加えデフォルトの入力モードを好きなものに設定することも可能です。
さらにキーマップも日本語と英語から選択可。
これがGUIで設定出来るのです。
やはり標準は強い。
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