技術

CloudFrontは安いのか?

花金ということで、浮かれ連続更新モードです。
といっても花金なので今日はこれで終わりだと思いますが。

CloudFront来ましたねぇ。

但し、S3比でメリットは速度だけっぽいですね。
まぁ、それだけでも十分といえば十分なのですが、S3と同じくあの転送量だけでなくGET数にも課金される仕組みが、どうも気に入らないです。

例えば日本なら1GBあたり0.22ドルで、それプラス10,000GETで0.013ドルになるわけです。
この数字だけ見ればGET数に掛かる金額は誤差みたいなものに思えるのですが、実際に計算すると事情が変わってきます。

例えば、サムネイルサービスなどで、平均5KBのファイル(縦横100pxのjpgファイルなど)を合計1TB送信した場合、単純に計算してGET数は
1TB ÷ 5KB で200,000,000GET(2億GET)になるわけです。
転送量に対する金額は、1T(1000GB) x 0.22ドル = 220ドル となりますが、
一方のGET数に対する金額は、2億GET x 0.013ドル/1万GET = 260ドル と、転送量に対する金額を上回ってしまいます。

逆転現象が起きるようにわざわざ平均5KBという異常な数値をもちだしたのではないか?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、動画配信などの大容量コンテンツを配信するサイト以外では、平均5KBというのは普通なのです。
今までの自分の実績と照らし合わせると、むしろ5KBでもまだ多いくらいです。
画像中心のサイトでなければ1ファイル平均1KB未満なんてザラですからね。そうなると例で計算した金額のさらに5倍になるということです。

まぁ、そうは言っても、他社と比べたら格安ですし、従量制なので金銭的なリスクもかなり少ないでしょう。
(CDNを月10万円で契約したけど閑古鳥だったとか泣けます。実際どんな契約形態かは知りませんが。)
でも速度を重視せずある程度の転送量があるなら、CloudFrontもS3も使わず転送量無制限の専用サーバーかVPS(EC2含む)で配信したほうが1万GETでいくらとか変な料金が掛からない分、安くなるでしょう。ただ転送量無制限といっても、何らかの形で制限してくるところが多いので要確認ですが。

逆に言えば、大容量のコンテンツを配信するにはもってこいですね。
今のところそんな予定がないのが残念ですが。

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