意図せずグリスなしでOCCTのPower Supplyを30分ほど回してしまいました。
せっかくなのでグリスの有無でどのくらい温度が変わるかメモ。
使用したCPUはCeleron G1820。
クーラーは多分G1820付属の純正のもの。
多分、というのはファンの中心のシールに印字された型番が摩擦で消えてしまっていて確認できなかったため。
リテールクーラー状のものが幾つかあるので正直いってどれがどれやらといった感じなんですが、他のは型番の印字が残ってるので、どのCPUに付属していたものかネットで調べて、ちゃんと買った時の箱に収めたので、余った今回使ったクーラーが多分G1820のもの、と思われます。全アルミだし。
ではグリス有り無しにおけるOCCT(Power Supply)時の最大温度です。
室温は19℃ほど。
最大 54℃
最大 79℃
その差25℃。
かなり差がつきました。
G1820のTCASEはというと(Intel Arkを見ても載ってなかったので、データシート(PDF)で確認したところ)、多分66.43℃。
グリスなしだとアウトですね。
ちなみにTCASEの計算方法ですが、Intel Arkを見るとサーマル・ソリューション仕様という項目があって、G1820の場合そこがPCG 2013Cとなっています。
これから上記のデータシートの「Processor (PCG 2013C) Thermal Profile」の図が該当するという事が分かります。
で、PCG 2013Cの場合は TCASE = 0.41 * TTV Power(W) + 44.7 となっていますので、G1820の場合は TCASE = 0.41 * 53 * 44.7 = 66.43 となります。
データシートの他の表などを見た感じ、TTV(Thermal Test Vehicle) PowerとしてTDPの値をそのまま用いていいんじゃないかという気がしますので53Wという値を当てはめています。
この辺り自信がないので上記では「多分」とつけています。
しかしグリス有りでも54℃というと夏場は結構ギリギリになる気がします。
ただ今回のPCは、HDDやSSDが壊れかけたときにSATAで直結してイメージコピーしてデータを救出したり、グラフィックカードやメモリなどのテストで使うつもりで、特に何も無ければ使わないはずなので、とりあえずリテールクーラーのままにしときます。
そんな感じなのでわざわざ組む必要も無かったんですが、CPUとメモリとマザーボードとケースと電源を別々に保管しとくよりかは組んどいたほうが場所を取らないですからね。
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