基本的に英文のメールは目が勝手にスルーしてしまう癖が付いてしまったので、見落としていたのですが、
Amazon EBS(Elastic Block Store)というサービスが開始したよというメールが先週届いていました。
EBSとは何ぞや?と思い、色々調べてみましたが、要は
EC2に仮想的なHDDを追加してオンラインでマウントできるサービスらしいです。
仮想的とは言え、HDDなのでEC2のインスタンスの中ではローカルにあるディスクのように扱えるらしいです。
EC2の安いプランではディスク容量がかなり小さいので、それを純粋に拡張するような用途でも使えるのでしょう。
たとえば、Webサーバーだったら、データベースファイルをEBSで追加したストレージに置いて運用するとか、
静的ファイルをEBSで追加したストレージに置いて運用するとかいうことが出来そうです。
実際にmysqlのデータをEBSで追加したストレージに置いてテストしてみたという記事がありました。
後は、利用するディスクを分散することでパフォーマンスの低下を避けるような使い方も出来るのでしょうか。
EBSを使ってみる前に気になるのはコストとパフォーマンスですが、
パフォーマンスは実際にやってみないと分からないと思うので、
とりあえずコストを調べてみました。
コストは容量とI/O数に比例し、
1GBで1ヶ月$0.10
100万I/Oで$0.10
となっています。
オフィシャルには100GBの容量を確保し1秒に平均100I/Oあるという例でコストが計算されていて、
100GB x $0.10 + 100I/O x 約2.6百万秒 x $0.10
= $10 + $26
= $36
という数字が出てました。
まぁ、安いっちゃあ安いでしょう。
後は実際自分の用途でどのくらいのI/Oがあるのか良く分からないところが問題です。
sysstatパッケージでも入れてiostatコマンドを実行すれば、デバイス毎の1秒あたりのI/O数が分かるので、それを参考にするしかないでしょう。
特定のディレクトリ以下のI/O数が分かればもっと正確にコストを割り出せるのに。
後で実際に本番環境に入れてみて、パフォーマンスを計ってみたいと思います。
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