日記

Chuwi Hi8 ProをWindowsシングルブート化してみた

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Chuwi Hi8 Proはいわゆる中華タブレットでWindows 10とAndroid 5.1のデュアルブートが可能なものです。
デュアルブートは便利なんですが内部ストレージの容量が32GBしかなく、Androidで8GB、その他色々にもちょっとずつ領域が割かれているため、Windows側の容量が17GBほどしかなく空き容量が最初から数GBしかないというかなりつらい感じになってます。
実際買った初日にWindows Updateをしたりごく小さいソフトをいくつかインストールしただけで空き容量が1GB程度にまで減ってしまい焦りました。

プリインストールされているWindows 10はAnniversary Updateより前のバージョン(TH2と呼ぶべきでしょうか)なので最新版にアップグレードしたいところですが、空き容量が少なすぎて簡単にはアップグレードできません。

また、プリインストールされているOSをそのまま使うのではなく念のためクリーンインストールしておきたいところです。
(これは、メーカー製のPCは一通り動作確認した後クリーンインストールしてから真面目に使い始める、という私の生態によるもので、Chuwiだから中華タブだからという理由ではありません。そういった理由もゼロではないですけどね。)
(ちなみにプリインストールされているWindowsもAndroidも最初に起動したときにセットアップから始まりましたし、どちらも普通に日本語を選択して使えましたし、特に怪しい動きをしてる様子はありませんでした。)

そこでHi8 Proの中身を全部消去してから最新のWindows 10を普通にインストールすることでシングルブート&Anniversary Update化してみました。
結果的には問題なくシングルブート&Anniversary Update化できました。
今回はその記録を簡単に残しておきます。

何はともあれまずはバックアップ

Hi8 ProにDouble Driverをインストールしどこか適当な外部ストレージにドライバをバックアップ。

次にHi8 Proをフル充電して電源を落としたらType-C→Type-A OTG 変換アダプタを接続し、さらにUSB2.0の4ポートハブを接続。
ハブにトラックポイントキーボード、Ubuntuが入ったUSBメモリ、バックアップ用のUSB HDD、USBの無線LANドングルを接続。
Ubuntuにgddrescueをインストールするためにネットワーク接続が必要だったんですが、ドライバがないからかUbuntuからはHi8 Pro内蔵の無線LANモジュールが使えなかったため無線LANドングルを使ってます。
Ubuntuが入ったUSBメモリはあらかじめUNetbootinで作っておいたものです。

Hi8 Proの電源を入れたらF7キーを何回か押して出てきた起動メニューからUbuntuが入ったUSBメモリを選択しUbuntuを起動。
起動したら無線LANに接続しuniverseリポジトリを有効にしてaptでgddrescueをインストール。
内部ストレージのデバイス名を確認し(うちの場合は /dev/mmcblk0 でした)、ddrescueで内部ストレージ全体をバックアップ用のUSB HDDにバックアップ。

一応念のため別のUSB HDDにもバックアップしそれぞれsha1sumをとってチェック。
もちろん同一のハッシュでした。

計2回のバックアップでバッテリーは100%→30%程度まで減りました。
余裕があるので焦る必要はないと思います。

Anniversary Updateをクリーンインストール

MSのサイトからメディア作成ツールをダウンロードして実行し、空いているUSBメモリにWindows 10のインストールメディアを作成。

この時点ではまだHi8 ProのWindowsも起動するのでそっちで作業してもいいかもしれません。ただ空き容量的に厳しいかも。
私は別のPCで作業しました。

メディア作成ツールでは64bit版のWindows 10 Home Single Language(日本語)を選択しました。
MSDNサブスクリプション会員でライセンスの心配がないためどのエディションでも良かったんですが、元々Hi8 Proに入ってるのがHomeなのとSingle Languageだと多少は容量消費を抑えれるかもと思い選択しました。

Hi8 Proをフル充電し電源オフ。
バックアップで使った変換アダプタとハブを接続し、今度はトラックポイントキーボードとWindows 10のインストールメディア(USBメモリ)のみを接続。
Hi8 Proの電源を入れたらF7キーを押してWindows 10のインストールメディアから起動。

インストーラーが起動したらまずはインストールをせずにコマンドプロンプトを起動しdiskpartコマンドで内部ストレージをclean(パーティション情報を全消去)。
そしたら一旦再起動し再度インストールメディアから起動。
インストーラーが起動したら今度は普通にインストール。
特にプロダクトキーは要求されませんでした。

インストールは30分ほどで完了しました。
Anniversary Updateというと個人的にはアップグレードに時間がかかるというイメージを持っていたので、非力なHi8 Proだと何時間かかるんだろうか…バッテリーは持つだろうか…と思ってましたがクリーンインストールなんで全然早かったですねw

ドライバのインストール

Anniversary Updateをインストールしただけではタッチパネルや加速度センサーや無線LANや液晶の輝度の調節やサウンドや色々動作しませんので、Double Driverでバックアップしたドライバから復元。
これでだいたいのデバイスは動作するようになったのですが、カメラだけ署名が無いとかでドライバが入らず動作しなかったので、Chuwiの公式フォーラムから64bit版のドライバをダウンロードしてカメラのドライバだけ別途インストールしました。
これでカメラも動作するようになりました。(使わないけど。)

あとはIntel HD Graphicsのドライバが古かったようでWindows Updateで自動的にアップデートされました。

追記
その後スリープ中にバッテリーが異常に減る問題に気づいたので無線LANのドライバを入れ直したところ解決したようです。(詳細

安定性はどうか

まだたいしてクリーンインストールから時間が経ってないのですが、シングルブート&Anniversary Update化によって不安定になったとかは特に感じていません。
スリープ復帰後無線LANに繋がらなくなる現象とスリープから復帰できなくなる現象が1回ずつありましたが、Hi8 Proに限らず稀にある現象だったりするんで繰り返し発生しなければよいかなと思っています。

追記
シングルブート&Anniversary Update化してから一月半ほど毎日のように使ってきましたがそれ以降スリープ復帰後無線LANに繋がらなくなる現象やスリープから復帰できなくなる現象は起きていません。

Windowsのライセンスについて

一度diskpartでcleanしてからインストールしたにも関わらず、クリーンインストールしたWindowsが特に何の操作もしてないのにライセンス認証済みとなっています。
(プロダクトキーによるライセンス認証ではなくデジタルライセンスによるライセンス認証となっているようです。)
こっちとしてはプロダクトキーを消費せずに済んで助かりましたが、どういう仕組によるものなのか気になりますね。
Hi8 Proはどうか知りませんが一般にはUEFIにデジタルプロダクトキーというものが内蔵されているらしいので、そのおかげですかね。

余談

以前からWindowsタブレットを使ってみたくて、でも以前Androidタブレットを持ってたときはあまり使わなくて、正直全然使わないかもしれない可能性があるものに数万も払うのはどうなのよ?と思い今まで手を出してなかったのですが、この前のGearBestのセールでHi8 Proが8500円くらいになってたので買ってしまいました。
このあたりの注文から商品が届くまでの顛末については別途記事を書くかも。

で、WindowsタブレットというかWindowsのタブレットモードですが、最初からタッチデバイス向けに作られたiOSやAndroidには使いやすさの面でさすがに劣るものの、PC向けの普通のデスクトップアプリがタブレットでも動作するというのはなんというか非常に「自由だ!」という感があってよいですね。
これなら今までノートPCでやってたことの半分くらいはより気軽にタブレットでもできるので、買ったけど使わないということにはならなさそうです。

Hi8 Proについてはメモリが2GBでストレージも32GBしかないという弱点があるのですが価格を考えると全然許せちゃいます。
画面の解像度が1920×1200もあるので、本や漫画を読む用途でも活躍してくれそうです。
ただ画面の発色が良くないというか鮮やか過ぎる感があります。
また最大限画面を暗くしても寝ながら暗い部屋で見るには明るすぎるという問題もあります。
前者についてはIntel HD Graphicsコントロールパネルである程度調節できますが、後者についてはソフトウェア的にはどうにもできないと思います。
画面を暗くするような液晶保護フィルムをカットして貼るのが手っ取り早いでしょうか。

追記
レジストリを弄ることでIntel HD Graphicsコントロールパネルで設定できる明るさ(コントラスト)の下限よりもより暗くできます。
参考: クロムカデ インテル内蔵グラフィックスで、コントラスト40未満にする方法
明るさ(コントラスト)の下限である40に設定した状態と、レジストリを弄って20まで落とした状態をプロファイルとして保存し、必要に応じてプロファイルを切り替えながら使用しています。
20まで落とせば真っ暗な部屋の中で画面を見つづけても目が痛くならないようです。
この明るさ(コントラスト)の値はソフトウェア的に処理されるわけではなく、多分液晶のバックライトの制御に関係するようです。
なので値を下げても画質の劣化とか階調感の喪失とかはあんまり起きないようです。
もちろん暗くすれば明るい場所では見づらくなりますけど。
レジストリを弄る必要がありますし、液晶のバックライトつまりハードウェアの制御を弄ることになりますのでこの方法はあまりおすすめはしないです。

明るすぎるという問題も見方を変えればメリットでもあります。
最大限明るく設定すれば日中外でも画面が見やすいんじゃないでしょうか。(未確認)
でも私の場合外では多分使わないので意味ないんですけどねw

あと多分スピーカーはモノラルですが、低音から高音までサイズにしては比較的バランスよく出てると思いますので、アニメなどを見てる分には音質についてはあまり気にならないです。
音楽を聴くには厳しいと思いますけど。

充電がちょっと不安定で、本体を使いながらだと給電が間に合わなくてジワジワとバッテリーが減っていく場合がありました。
そういう場合、Type-Cの充電ケーブルを2,3度挿し直すと治ります。
ただまだ買って2日しか経ってないですけど何度か充電してるうちにだんだんと安定してきたような気がします。

追記
USB電圧電流チェッカーを購入し確認してみたところ、やたら充電が遅い場合は0.5Aしか流れてないようです。
そんな時は1,2回挿し直すだけで1.5A前後流れるようになり普通に充電されるようになるようです。
現在はAnker PowerPort 6 Lite(30W 6ポート USB充電器)のPowerIQ対応ポートで充電するようにしていますが(ケーブルはHi8 Pro付属のものを使用)、これなら0.5Aになってしまうことがほぼ無くだいたい安定して1.5A前後で充電されるようです。
(Hi8 Proに限らず満充電付近になったら充電電流は減るので実測する場合は注意が必要です。)

付属のアダプタは最初の2回ほど使い、あとは手持ちの2.4A出力対応のアダプタで充電しています。
バッテリーが50%くらいの状態でYbinfoで見ると1.2A~1.7Aくらいで充電されているようです。
満充電付近ではもっと少なくなると思います。

問題はちょいちょいありますけど、これで早々に故障なんてことにさえならなければ非常によい買い物をしたなぁと思います。

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