うちで使ってるXenServerの1台がバージョン5.0だったので5.5にアップデートしました。
うちではmuninとipmiで物理サーバーの温度監視をしてるので、munin-nodeとipmitoolをDom0に入れてたんですが、アップデートしたら(予想はしてましたが)Dom0に独自にインストール・設定してたものが綺麗さっぱり消えてました。
でまぁ、munin-nodeとipmitoolを入れ直すハメになった訳です。
今後もアップデートする度に調べながらインストールしなおすのは時間がかかるので、ここにまとめておこうと思います。
ちなみに、タイトルにXenServer5.5とかML115 G5とか書いてますけど、RedHat系でipmi対応のサーバーなら同じような方法でインストールできると思います。
あとmunin(munin-nodeじゃなくて)がどっかのサーバーで動作中という前提で書いてますので、munin自体のインストール・設定方法はここには書いてません。
1.いきなり関係ないけどmlocateのインストール(locate厨なもので。必要ない時は飛ばして下さい)
yum --enablerepo=base install mlocate
2.yumにrpmforgeリポジトリの追加
rpm --import http://dag.wieers.com/rpm/packages/RPM-GPG-KEY.dag.txt rpm -ivh http://apt.sw.be/redhat/el5/en/i386/RPMS.dag/rpmforge-release-0.3.6-1.el5.rf.i386.rpm
3.rpmforgeを無効にしておく
vi /etc/yum.repos.d/rpmforge.repo
enabled = 1 を enabled = 0 にする。
4.OpenIPMIをインストール・起動・動作確認・自動起動設定
yum --enablerepo=base install OpenIPMI OpenIPMI-tools /etc/init.d/ipmi start ipmitool sensor chkconfig ipmi on
ipmitool sensor でそれっぽいデータが出たら大丈夫でしょう。
5.munin-nodeのインストール
yum --enablerepo=rpmforge,base install munin-node
6.ipmitool_sensor_(munin-nodeプラグイン)を配置
wget http://muninexchange.projects.linpro.no/download.php?phid=579 mv ipmitool_sensor_ /usr/share/munin/plugins/ipmitool_sensor_ ln -s /usr/share/munin/plugins/ipmitool_sensor_ /etc/munin/plugins/ipmitool_sensor_fan ln -s /usr/share/munin/plugins/ipmitool_sensor_ /etc/munin/plugins/ipmitool_sensor_temp ln -s /usr/share/munin/plugins/ipmitool_sensor_ /etc/munin/plugins/ipmitool_sensor_volt
※参考 ふたつの川うるおう日記 – Munin ipmitool_sensor_ Plugin
7.munin-nodeの設定
vi /etc/munin/munin-node.conf
host-name と allow の設定をする。
その部分だけ抜き出すと、うちでは
host-name xenserver.example.com
allow ^127\.0\.0\.1$
allow ^192\.168\.1\.[0-9]{1,3}$
という感じになってる。
8.munin-node プラグインの設定
vi /etc/munin/plugin-conf.d/munin-node
末尾に次を追加
[ipmitool_sensor*] user root timeout 20
9.munin-node の起動・自動起動設定
/etc/init.d/munin-node start chkconfig munin-node on
10.munin-node が使うポートを空ける
iptables -I RH-Firewall-1-INPUT -p tcp --dport 4949 -j ACCEPT /etc/init.d/iptables save
※マシンの上流にファイアウォールがない場合、このままだと誰でもポート4949にアクセスできてしまうため、そういう場合はソースIPなどを制限する。
テストするときは他のマシンから4949にtelnetしてみるといいかも。「fetch ipmitool_sensor_fan」とかでデータが文字で見れます。
手順は以上です。
今回XenServerのアップデートと同時にML115 G5のBIOSアップデートもやったのですが、あのうるさいリアファンの回転数が抑え気味になったように思えます。
体感もそうですけど、muninのグラフにも表れてるように見えます。
回転数が下がった。と断言できないのは、今回マシンの設置方向も変えたんですが、そのせいで吸気面の温度が約4度も下がったため、以前と同じ条件になかなかならないからです。
次は、XenServerのDomU上のCentOS5.3 x86_64にIET(iSCSI Enterprise Target)をインストールする方法などを書きたいと思います。
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