といってもGeForce GTX TITANでもGTX 780でもなく、もちろんバカ高いTesla K20でもない。
GeForce GT 640である。
GTX 690やGTX 770さえ対応していないCC3.5になぜかGT 640が対応してるのである。
ただしGT 640なら全部対応してるわけではない。
新コア搭載品だけである。
何も考えずに買ったらCC3.5非対応のものを掴む可能性が高い。
今回は買ったのはPalitのNE5T6400HD06-2081F。
ドスパラで7,950円だった。
基板のサイズ自体はロープロ対応だけど、ロープロブラケットが付属してないので注意。
一般的なコネクタ配置なので他のグラボのロープロブラケットが流用できるかも。
今回はWinFast GT520 1024MBのロープロブラケットを流用した。
上はWinFast GT520 1024MB。
カード長は同じみたい。
ただしヒートシンクの厚みによって全体で1.5スロット分ぐらい専有するので注意。
CC3.5対応の新コアを搭載したGT 640について、詳しくは以下の記事を参照。
新コア「GK208」ってなんだ? 突如登場した新型「GeForce GT 640&630」をテスト – 4Gamer.net
CC2.xとCC3.0ではWarp shuffle functionsが使えるかどうかの違いしかない。
(といっても共有メモリを使ってゴニョゴニョするのが当たり前なGPGPUにおいて、そのゴニョゴニョが必要なくなりしかも高速化する可能性があるWarp shuffle functionsはそれ単体でも凄い。)
(あと、正確には細かい点では他に違いはある。共有メモリのバンク幅を変えれたりとか。)
CC3.0とCC3.5ではFunnel shift、Dynamic parallelism、HyperQが使えるかどうかの違いがある。
個人的にDynamic parallelism、HyperQの2つはWarp shuffle functionsに匹敵するかそれ以上のインパクトがあると思っている。
(Funnel shiftは2つの32ビットデータをつなげてシフトして1つ分の32ビットデータを返すものだけど、どういう場面で有用なのか私の頭ではよく分からない)
なので個人的にはCC3.0かCC3.5かはかなり重要。
しかも機能面だけではなく、最新のハイエンドGPUしか対応してないCC3.5に対応!という状況にも個人的に価値を感じる。
今まではNVIDIAのリネーム商法について、多少分かりづらいけど気にするほどでもないよねと思ってたが、さすがに今回はめっちゃ気にした。
InWinのWavy(初代)というMini-ITXケースに組み込んでたGT 520と交換した。
TDPがGT 520→GT 640で29W→49Wとだいぶ上がってるので、発熱に気をつけたい。
特に初代WavyはGPU部分に熱がこもりやすいので、ヘビーなゲームを動かすとGPU温度が100度超える感じである。
基本的にCUDAプログラミング用として使う予定で、個人的に長時間カーネルを走らせる事はないのでまぁいいかなと思うけど、通常ならもっとエアフローが良いケースを選ぶべきだろう。
そのうちCUDA周りのベンチをとってみる予定。
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